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銀山アスパラガスさん・まるひろ園芸出荷組合さん 訪問報告

2020.08.04

毎年好評いただいている、尾花沢市の銀山アスパラガスさんとまるひろ園芸出荷組合さんのスイカの産直交流会。一番人気の交流会で、昨年は80名近い参加がありました。ぜひ今年も、と計画していましたが、県内で新型コロナウイルスの感染者が確認されたことをうけ、生産者より不安の声があり、残念ながら中止とさせていただきました。楽しみにされていたみなさま、申し訳ございませんでした。
直接交流はできませんでしたが、生産者や園地は現在どのような状況か、7月22日(水)事務局で訪問させていただきましたので様子をお知らせします。


まずは銀山アスパラガスさん。
集荷場にお伺いすると、ちょうど選別と箱詰めの作業をされているところでした。「これ、生協に出すアスパラだよ」と西塚組合長が教えてくれた箱には、きれいな緑色でピンとまっすぐ背筋を伸ばして整列しているアスパラがぎっしり!機械で長さを均一にカットして、重さでサイズを選別、そこからさらに人の目で選別し、箱詰め、冷蔵庫で出荷まで保存しているそうです。例年はL,2Lが多いそうですが、今年は梅雨に入ってからの日照不足の影響で細身が多くなっているとのこと。春アスパラは前の年に株にためたその栄養で生長しますが、夏アスパラは木で作った栄養で育つため、太陽はとても大切なのです。また、雨が続くと病気が増えるので、そこも注意が必要だといいます。どこの農家さんも今年は苦労しているはずだ、とお話されていました。


その後副組合長に連れられて2年目の畑へ。交流会恒例の、とれたてアスパラをそのままパクリ!いただきました。柔らかくて、根っこの方にいくほど甘い!収穫から時間が経つと、切り取った部分から水分が抜けてどうしても硬くなってしまいます。おいしさを保つためには、よく冷やして、濡れた新聞紙などで包んで立てて保存すると、家庭でも1週間ほどおいしく食べられるよ、と教えていただきました。
共同購入では、春作・夏作で企画し、夏作は8月4週までの企画の予定です。

続いてまるひろ園芸出荷組合さん。
昨夜村山から最上にかけて大雨警報が出され、東北中央道の一部で土砂崩れが発生するなどの豪雨でしたが、「尾花沢はよけていったみたいだ」と笑顔で迎えてくださった齊藤智実販売部長。集荷場には通常今の時期はトラックで次々スイカが運ばれてくるところですが、やはりこちらでも天候の影響で生育がやや遅れているとのこと。糖度の上がり方もゆっくりで、出荷も少し遅らせたそうです
。でもそれは、組合員さんに良いものを届けたいという想いがあるから。銀山アスパラさんと同様に、病気も心配なので出荷するときはしっかり点検するように考えている、とお話されていました。

集荷場の裏の園地を見せていただくと、葉っぱに隠れてスイカがごろごろ!私たちの手に届くのがますます楽しみになりました。センターの商務によると、家族構成の変化から小玉スイカやカットスイカの利用が高くなっているとのこと。今年もカットスイカの大量目商品の品揃えを計画しているそうです。共同購入では、資材の高騰により価格が若干あがりますが、ご家族が集まる時期に需要の高いスイカ、8月3週まで企画を予定しています。
帰り際、齊藤代表がいらして、「組合員さんと話すの楽しみにしていたんだけどなあ」と交流会の中止をとても残念そうにされていました。生産者のみなさんにとっても組合員さんとの交流が励みになっていることが感じられるお声でした。ご存知の通り、まるひろ園芸さんは、来年2021年で生協との産直提携50周年を迎えます。来年こそは生産者と組合員が園地にそろってお祝いしながら交流しましょう!


※ 付記 ※
7月28日(火)山形県では記録的な大雨となり、最上川が氾濫するなど大きな被害がありました。その翌日、訪問した2件にお電話し状況をお聞きしたところ、まるひろ園芸さんでは一部畑の浸水や断水などが発生しているとのことでしたが、幸い人的な被害や家屋への被害は2件ともなかったそうです。今後の病気の発生を心配されていましたが、出荷には問題ないから!と元気な声を聞かせていただきました。おいしい銀山アスパラガス尾花沢スイカを利用して、生産者さんを一緒に応援していきましょう!!

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