庄内浜文化伝道師とは
1.庄内浜文化伝道師ってなあに?
しょうない・はまぶんかでんどうしと呼びます。
庄内浜では四季を通じて約130種類もの魚介類が獲れ、様々な食文化が育まれてきました。しかし、食生活の変化による「魚離れ」から、庄内浜産に限らず、家庭で魚料理をする機会が減少しており、このままでは豊かな日本の、そして庄内浜の魚文化が途絶えてしまいます。
そこで、山形県(庄内総合支庁)は、地魚の美味しさや食文化を伝えられる方を「庄内浜文化伝道師」として認定し、地魚の消費拡大、ひいては地産地消の推進につなげることに取り組んでいます。
2.生協共立社の職員40名が伝道師に認定されています。
生協共立社からは鮮魚担当、仕入れ担当、加工センター職員が認定試験に参加、全員が認定されました。
生協共立社は、古くから庄内浜で獲れた水産物の普及に力をいれており、とくに内陸でなじみの薄かった「寒ダラ」をいち早く取扱い、苦心しながら普及してきました。また、共同購入では、「庄内浜鮮魚便・庄内丸」として、庄内浜水揚げの水産物をセットにして販売しています。そして、組合員の学習活動として「魚のさばき方講習」などを頻繁に開催してきました。
そうした庄内浜や魚食の文化普及に力を入れてきた生協にとって、県の「庄内浜文化伝道師」の取り組みは大変意義深いことですので、今後も多くの職員が伝道師の認定をうけ、庄内浜の文化や魚料理を次世代に継承していくことに一層力を注いでいきます。
*下の大きい写真は生協組合員が共立社職員の庄内浜文化伝道師をイメージして作ったかわいい人形たちです。
その下の写真は昨年12月に天童市で行なわれた平成鍋合戦に「平成寒だら汁」で庄内浜文化伝道師生協グループとして参戦したとき の模様です。この日は用意した500杯があっという間に完売しました。