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おいしい野菜の生産者!「はやぶさ園芸出荷組合」産地交流会の報告

2017.10.26
第31回(2017年度第5回)はやぶさ園芸出荷組合・組合員・職員の交流会報告書
開催日 2017年10月20日(金)AM10時半~11時半                              
参加者合計 18名
 
今年は、交流会の開催時期が例年よりも遅くなったことと、作物の生育遅れなどで例年以上に生産者の皆さんが、収穫と出荷で大変忙しくなったため、当初の案内から変更し、交流芋煮会と産地即売会の無い、園地見学だけの交流会となってしまいました。 また、今年は昨年までパプリカを生産し生協に納品していただいていた、笠原さんがパプリカ作りを大幅に縮小したため、例年は4つの園地を回っていましたが、今年は小かぶ・里芋・小なすの3つの園地見学となりました。
参加者は、いつものように大槙ふれあい会館に集合し、最初に高橋組合長の挨拶・組合員を代表して石垣さんの挨拶・共同購入阿部商務からははやぶさ園芸との取り組み状況の説明・一緒に事務局を担っていただいた山形丸果の塩野係長からは園地巡回の説明などをしていただいた後、生産者の軽トラックを先頭に、全員で園地に向かいました。
 
< ハウス栽培 特別栽培小なす > 奥山部会長
 最初に訪れたのは、奥山部会長の小なすのハウスです。 なすは、3月ごろより定植をし、最盛期は8棟のハウスで栽培しているそうですが、訪れた時、最終盤ということで、なすを栽培しているハウスは一棟だけになっていました。特別栽培ということで、農薬散布を山形県の慣行栽培の使用基準の半分以下にしていること、堆肥は牛糞や米ぬか、籾殻などを混ぜて発酵させた完熟堆肥を大量に使っていることなどの説明を受けました。また、ハウス前では、毎年恒例になっている、生のなすの試食を行い、組合員たちはハウスに入って、思い思いになすをもいで口に運ぶと、「うわ~ なすって生で食べても甘いんだ~!」「みずみずしい!」といった驚きの声が上がっていました。 その後は、家庭菜園でなすを栽培している方も多いためか、栽培のコツなどについての質疑応答を熱心にしておられました。
<特別栽培 小かぶ畑> 小野部会長
次に訪れたのは小かぶ畑。小野部会長から「品種(もちばな)のことや、栽培方法の特徴については、農薬を極力使わないようにしていること、肥料も鶏糞や蔬菜配合などの有機肥料を使っていること、播種や収穫の時期などについての説明を受けました。 組合員からは、ここでも熱心に栽培方法のコツなどについて、熱心に質問がされ、小野部会長が熱心にそれらに答えるという光景が見られました。
 <ブランド里芋 はやぶさのさといも>
 最後に見学したのが、小野さんの小かぶ畑のすぐ隣にある佐藤さんの里芋畑です。例年は、さといも部会長の阿部さんの園地を見学していましたが、今年は「成り」が良く収穫を終えてしまったということで、同じさといも部会の佐藤さんの園地を見学させていただくことになりました。
 佐藤さんからは、栽培しているさといもは土垂という種類であること。5月ごろから目を出させた後に定植していること、茎が折れ曲がり始めた頃が丁度よい収穫時期であることなどが話され、試しに良さそうな株を掘ってみたところ、立派な里芋が姿を現し、組合員からは口々に「ほ~!」という感嘆の声が上がっていました。栽培方法に関しては、肥料と土寄せのタイミングに特に気を使っていること、マルチは7月ごろにはがし、その後は雑草は手作業で取ること、この方が手間はかかるが夏の高温に耐えやすくなりおいしい里芋が取れることなどの説明がありました。その後は、掘った親芋・子芋・孫芋の説明(どんな料理に合うか?等)や、「青子」と呼ばれる緑がかった里芋の方が柔らかくておいしいことなどが丁寧に説明され、組合員から喜ばれていました。
 
 今年は芋煮会ができなかったため、園地で解散となりましたが、来年は開催時期を少し早め、また再々曜日にも気を付けてはやぶさ園芸さんとの産地交流会の日程を決めて、例年通りの芋煮会も含めた産地交流会を開催することを誓って、無事に交流会を終えました。

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