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りんごの名産地 朝日町大谷で葉摘みのお手伝い!!

2017.09.29
 9月26日に、さわやかな秋晴れのもと、今年も大谷果樹組合援農「りんごの葉摘み作業」が行われました。今年は、昨年実施された葉摘み援農の際に、参加組合員より「来年はぜひ半日ではなく、もっと作業のお役に立てるよう1日コースをもうけてほしい」という熱い要望があり、お昼までの「半日援農コース」と、15時までお手伝いする「1日コース」を設定し、1日コース10名、半日コース6名の応募・参加がありました。
AM10時に、組合員・生産者・生協職員が大谷果樹組合事務所に集合し、はじめに志藤組合長と、共立社北川執行役員より、開会に先立っての挨拶をしていただき、その後生産者6名のところにグループ分けされた組合員が集まり、各グループの生産者の車に先導されて、それぞれのりんご畑に出かけて行きました。中には、生産者の軽トラックの荷台に乗せてもらって出発したグループもあり、「童心に返ったようなウキウキ気分を味わえた~」とたいへん喜んでいた組合員もいました。
 わたしがお手伝いに行ったりんご畑は、若手生産者の遠藤直裕さんのところで、組合員と職員の3名でお手伝いをしてきました。
 最初に、遠藤さんからリンゴを生産するために大事な「ぼかし堆肥」についての説明があり、参加した組合員は熱心に耳を傾け、温度管理の難しさ、米ぬかや様々な魚介類、専用の山土や鶏糞などを、自分の畑に合ったブレンドになるように手間暇かける堆肥作りのやり方に驚き、感心していました。
 その後、すぐ裏手のりんご畑に移動し、最初に遠藤さんから葉摘み作業の手順・要領(葉は枝先に向かって伸びているので、それとは反対方向に向けて引っ張ること、引っ張る際にリンゴを掴むとりんごが落ちやすいので枝を掴む)の説明を受け、さっそく作業に取り掛かりました。今回、葉摘みのお手伝いをしたりんごの木は「矮(わい)性台木苗」を利用したりんごの木で、ふつうは放っておくと数メートルの高さになるリンゴのですが、この台木を利用すると2メートル前後にまでしか育たないため、低いところで作業ができ、女性やお年寄りも比較的簡単に作業ができるよう作業効率を高めたものでした。そのため、通常の木では脚立をしきりに移動させたり、不安定な脚立の上での作業になるところでしたが、常に地面の上に立ちながらの作業だったため、例年よりも楽で高所の不安も感じることなく安心して葉摘み作業に集中することができました。
 ただ、そうは言っても不慣れな作業のため、たまに誤って落果させたりることもあり、そのたびに「あっ!」~「ドスン」という声と音が聞こえてきて、そのたびに遠藤さんからは「いいんですよ~」、「大丈夫ですよ~」と、笑顔で優しいなぐさめの声がかけられていました。作業に集中しながらも、遠藤さんや遠藤さんの奥さんといろんな話をすることもでき、「生産者を身近に感じることができる援農っていいな~!」とあらためて感じることができました。
作業終了後は、例年通り大谷果樹組合の事務所近くの栗木沢公民館に全員が集まり、昼食をとりながら交流を深めました。交流会では、組合員・生産者・職員全員がそれぞれ感想を述べ合いました。
参加者からは、「あらためて作業の大変さと重要さがわかり、また、先日の台風の風にも負けず頑張ったりんごを愛おしく感じた」「2回目だけれどなかなか上手にはできなかったし大変だったけど楽しかった。また来年も来たい」、「生産者のりんごと組合員への強い想いが感じられたし、生産者を身近に感じられてよかった」、「自分でも利用し続けたいいし、宣伝をして大谷のりんごの利用をもっと増やしたい」、「堆肥作り含めて
作業の大変さがわかった。そんな苦労をしながらリンゴが供給される日を楽しみにしています」といった感想が述べられていました。
また、生産者からは「わたしたちのリンゴを利用していただいている組合員と、直接ふれあいながら作業できることは毎年楽しみだし励みになる」「作業の大変さや、われわれ生産者の想いを理解しながら今後も利用してもらえればありがたいし、交流を通じて信頼関係を築けるし、より愛情を込めてりんごづくりができる」「雑談交えて組合員と触れ合う機会があることで、利用する組合員をより身近に感じ、生産意欲も湧くしと責任感が強くなるので交流はいいもんだ」といった感想が述べられました。生協職員からは、「さらに大谷のりんごの良さが伝わるように宣伝・供給し、利用につなげ増やしていきたい」と決意の発言がありました。
それぞれ感想を述べあった後には、全員が公民館の前に出て、これも恒例の全員集合の集合写真を撮り、楽しかった昼食交流会を終えました。その後は、半日コースの方はここでお別れし、1日コースの参加者たちは、午前中と同じ生産者のりんご畑に向かい、再度葉摘み作業のお手伝いを15時まで行い解散しました。
今年は、各地域のせいきょう祭りを週末に控えていて、その準備のために、参加総人数としては昨年よりも少なくなりましたが、午前~午後と通して作業する人が10名いたため、昨年と同等以上の、質をともなったお手伝いができたと思われますし、生産者からは1日やってもらって「助かった」「ありがたかった」と声をかけていただき、成功裏に今年の「葉摘み」援農を終えることができました。
いざりんご畑へ!!軽トラの荷台より見る風景
いざりんご畑へ!!軽トラの荷台より見る風景
真っ赤に色づいたりんごたち
真っ赤に色づいたりんごたち
色づき始めたりんごの上に珍客モリアオガエル登場!
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