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特産品 おかひじき見学・交流記
生協共立社 第3回産直交流会
【おきたま産直センター野菜部会 特産!おかひじき見学会】報告
開催日時:2016年7月29日(金)10時30分~11時30分
今回は、おきたま産直センター野菜部会「おかひじき」の産地交流会の開催となりました。「おかひじき」は、日本古来から海岸や砂丘に自生していたもので、野菜として食されていたようですが、それが海草の「ひじき」に似ているということで、陸のひじき=「おかひじき」と呼ばれるようになったそうです。 「おかひじき」は山形県内では、置賜地方で盛んに生産さていますが、本来の産地(自生地)であった庄内地方ではほとんど生産されておらず、最上川の水運を利用して種子が運ばれ、置賜地方に定着・普及したのだそうです。
交流会では、最初に「おきたま産直センター」に集合して島崎専務と小嶋担当から挨拶とスケジュールの説明があり、すぐに生産者の土屋さんのハウスに移動しました。
生産者の土屋さんは、お父さんの代から「おかひじき」の栽培を始め、40年以上になるベテラン農家です。「おかひじき」の栽培は、病気予防も兼ねてハウス栽培が大半で、春のお彼岸から11月ごろまでに種を蒔いては20日~30日程度で収穫をするという繰り返しだそうです。また、ハウス栽培の場合は、病気にかかりにくく、ほとんど農薬散布することも無いそうです。しかし、水を好む植物だそうですが、あまり気温が上がった時に水をやりすぎると倒伏してしまったりすることもあり、水加減の調整はウデの見せ所なのだそうです。
ハウス前で質疑応答をしていると、参加した組合員から「収穫体験をしたい」とのリクエストが出たため、急遽受け入れていただき、収穫的期のハウスに移動して数人の組合員が収穫体験をすることができました。「おかひじき」の収穫は包丁を使って一苗ごとに刈り取っていく重労働で非常に腰に負担がかかる作業でした。体験した組合員からは「たいへんだ~」「こしが痛い」といった声が出ていました。
収穫体験後は、土屋さんから試食を準備していただきました。今回は定番の「からしじょうゆ」ではなく、「おかひじきのわさびマヨネーズ和え」と「おかひじきの松前漬け」をご馳走になりました。特に「松前漬け」がおいしくたいへん好評で関心を集め、皆さん作り方を熱心に聞き、「うちに帰ってぜひまねしてみよう!」の声が上がっていました。
最後に参加した組合員を代表して南陽の片桐さんからお礼の挨拶があり、無事交流会を終えることができました。