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おいしいスイカ生産者まるひろ園芸交流記

2016.07.28
今年で生協との産直を開始して45年を迎えるまるひろ園芸での交流会は、7月22日といつもよりも少し早い日程での開催だったため、スイカの本格出荷が始まったばかりの大変忙しくあわただしい日の開催となりましたが、36名の組合員が参加しました。
最初に参加者は、選別出荷場前に集合し、齊藤代表より挨拶をいただきました。その中で、「今年は6月末から雨が多く、日照も不足しがちで、作物管理が非常に大変な難しい年で大変苦労したこと、しかし、作業員達を信じて一丸となってがんばり、長年蓄えた技術と経験でこの難局を乗り切り、周辺を見回しても、まるひろのスイカ畑だけが葉っぱが元気よく上を向いていて、何とか今年も、とても甘いスイカをつくることができました!」とうれしい報告があり、参加した組合員からも大きな拍手が起こっていました。しかし、「これからの時期も油断大敵で、長雨と日照不足で育った今年のスイカの苗は、今後も天候や畑の状態に合わせた手入れをしっかりと行っていかないと、すぐに元気がなくなり品質に影響が出てしまうので、細心の注意を払いながら、甘くおいしいスイカを届けられるようにがんばります!」と話されました。

その後すぐに裏の園地に移動して、齊藤代表を囲みながら説明と質疑応答を行いました。その中で、印象的だったのは、収穫を待つスイカの中に、ポツン・ポツンと離れて放置されたスイカがあって、組合員から「見た目で出荷できそうなのになぜ収穫しないんですか?」との質問がありました。
それに対して代表からは、「スイカが小さいうちに良い商品に育ちそうなもののみに栽培用の透明皿を敷き、実の下まで十分に色がつくようにして、それを目印に良いものを収穫しているが、収穫されずに置いてあるスイカは、その皿が敷かれていなかったものなので、品質に十分自信をもてないから収穫しないのです。」との説明がありました。
畑で放置されたスイカをいくつか割って味見をしてみましたが、「甘さはあり販売できるのでは?もったいない」との声もありましたが、「まるひろ園芸としては自信のあるものしか出荷しないとの信念があるので、もったいなくても絶対に出荷しない。組合員からおいしいと言っていただけることが喜びなのです。」と話されました。この話を聞きながら、あらためてまるひろ園芸の、良いスイカしかお届けしないという、スイカに対する断固たる決意と信頼を感じることができました。
 その後、選果場に戻り、さっそく収穫したばかりの大きなスイカを切ってもらって試食をしました。甘さも十分でみずみずしくシャリ感もあって申し分ないスイカでした。みなさんスイカを食べながら笑顔、また笑顔でした。

 最後に組合員を代表して、山形の伊藤薫さんから、以前交流会に参加した時と比べて出荷場が立派になり、それだけまるひろ園芸のスイカが支持されていることの証で良かったといった感想とともに感謝の言葉が述べられ、今年も無事に交流会を締めくくることができました。

齊藤代表のご挨拶
齊藤代表のご挨拶
畑での交流の様子
畑での交流の様子
畑で割って味見
畑で割って味見
出荷直前のスイカを試食
出荷直前のスイカを試食
参加者全員で記念撮影
参加者全員で記念撮影
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