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第28回はやぶさ園芸交流会を開催しました。(第5回産直交流会 2014.10.21)

2014.10.22

10月21日(火) 村山市のはやぶさ園芸出荷組合の交流会を開催しました。*団体名の由来は近くにある最上川三難所の一つ「隼」からとったもの

大槙ふれあい会館に25名の組合員・職員が集合、生産者の車の先導で小かぶ、ハウス小なす、パプリカ、ピーマン、里芋の順で畑を見学しました。

①小かぶ 小野部会長さんの畑
初播種は8/19、この畑は8/28から 3回に分けて乱播きしています。小かぶの品種は、「もちばな」です。後で食べてもらいますが、甘くて、柔らかくて、浅漬けにもってこいのかぶです。極力農薬は使わず抑えており鶏糞、蔬菜配合などの有機質肥料を使っています。この畑はスイカの後作になります。蕪という字を調べたら、葉っぱが旺盛になるので、下がみえなくなるところからきているそうです。小かぶにしては大きめのりっぱなかぶがなっていました。
 
②特別栽培 ハウス小なす 奥山部会長さんのハウス
ハウスに着くなり、天気予報通り雨が降ってきました。
昨年より息子さんが就農されたことをお知らせするとみなさんから拍手が。まずは奥山さんから食べてみてくださいと言われ、参加者は生で試食、みなさん「つやつやしてる、甘い」の声があちこちから上がります。3月に定植しハウス8棟作りましたが、ほぼ収穫がおわり、残りこの1棟のみです。特別栽培をはじめてから4~5年になります。県の慣行栽培の農薬使用基準は28回ですのでその半分以下です。交配はみつばちで行います。この畑の後作はほうれんそうになります。     
 
毎回好評の奥山さんのハウス小なすの浅漬けレシピ再録 
なす2kgに対し水が1リットル、砂糖が190g、塩が100g、みょうばん3gちょっと、青赤なんばん4個、しそ、みょうが

③特別栽培 パプリカ  笹原部会長さん
現在赤のパプリカを3棟、黄を1棟、ちいさいパプリカを3棟作っています。特別栽培なので、農薬は抑えて、肥料は有機質肥料、ハウスにネットを張って防虫しているが虫は入ってきます。がそんなに農薬はいりません。定植は5月中旬ぐらいから。少し遅いと思うが他の作業との関係でこの時期になってしまいます。ピーマンだと6月ぐらいから収穫できるがパプリカは完熟なので収穫はお盆ぐらいからしかできないため、見てもらっているように青いパプリカが多いんです。なので生協のさんの「もったいないパプリカで助けてもらっています。 今頃はやはり色つきが悪くなるので生協さんに出すので精いっぱいです。赤いパプリカは青から黒になってそれから赤になります。黄色いパプリカは、青からすぐ黄色になります。来年はちいさいパプリカも検討ですね。
  
④ピーマン 黒沼さんのハウス
背の高いので有名な黒沼さんのピーマンが復活です。
一昨年ハウスが春先の雪で倒壊して、昨年ようやく1棟復活させました。ここは雪が深くて2m近くになり、冬の雪下ろしは国道から歩いて2時間ぐらいかかります。量が少ないのでまだ生協さんには出せていません。今後のこともあって2棟目を立てるか思案しているところです。品種は茨城県の「みょうぎ」といいます。この品種は寒さにわりと弱いので霜が降りるまでが収穫期です。最後にぜひまた生協にもお願いしますと参加者一同エールを送りました。また交流会でも農産担当から、黒沼さんのピーマンが企画できなくなってピーマンの注文が半分くらいになってしまっています。それぐらい黒沼さんのピーマンは品質がよく人気なのでぜひ復活をお願いしますと話していました。
 
 はやぶさのさといも       阿部部会長さんの説明
はじめて参加者した組合員の方は、まずこの土の黒さにびっくりします。まるひろ園芸のスイカの見学の時に見たのと同じ土です。この辺の土は(村山)葉山の火山灰土です。それから向こうをながれる最上川の水。 ここは、山からと、そして川からの恵みを受けています。ですので葉山周辺の寒河江、河北、村山、大石田は里芋の産地で有名なところがあります。 この土は腐葉土のような働きをするので、保肥力、そして保水力も非常に高く(水が好きな里芋に合っている)やわらかくて、さらさらしています。品種は「土垂れ」です。山形の人はぬめりのある里芋が好きなので。最近はお盆すぎると芋煮会だという雰囲気になっているので、早い芋もいいのですが、おいしいのは「土垂れ」です。この畑の人は、畝幅を広くとってトラクターで作業ができるようにしていますが、おおざっぱになるので少し土寄せが甘いですね。(笑)
里芋の保存方法の質問には、新聞紙を湿らせたのに包むなど、あまり乾燥させすぎないことがポイントと話されました。

 

芋煮交流会
はじめに黒沼組合長よりごあいさつ「今日は小雨の中見学をしていただきありがとうございました。おかげ様で私たちはやぶさ園芸出荷組合は山形丸果さんとともに設立40周年をむかえ、9月には盛大に祝賀会を開催することができました。現在組合員は37名で、今日は主に部会長夫婦が出席しております。出荷高の多い順に、ハウス小なす、さといも、かぶ、ほうれんそう、パプリカ、ピーマン ほかにブロッコリーなどもありますので、ぜひご利用ください。今日の料理はお母さんたちが一晩考えて作って、おいしくできていると思いますので、ご賞味ください。」山形丸果柴田取締役より「はやぶささんは以前より山形安心安全認証制度に積極的に取り組んできた自信を持ってお勧めできる産地ですので、ご理解と消費拡大よろしくお願いします」と挨拶がありました。また共同購入より昨年の取り組みを、事務局より栽培履歴について報告がありました。その後芋煮とおいしい料理を食べながら生産者と組合員入り混じって和やかに交流をしました。最後に組合員を代表して北村山の小野さんより今日の感想と交流会開催のお礼のあいさつがり、新鮮野菜の即売会を楽しみ終了しました。
 

 










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