食の安全・安心

TOPページ > 食の安全・安心 > お知らせ > 第27回はやぶさ園芸出荷組合交流会を開催しました。(第7回産直交流会)

INFORMATION お知らせ

第27回はやぶさ園芸出荷組合交流会を開催しました。(第7回産直交流会)

2013.10.24
10月22日(火) 村山市はやぶさ園芸出荷組合さんとの交流会、 組合員・職員26名が参加しました。

いつもは雨降りが恒例のこの交流会ですが今年はひさしぶりに曇り空での見学となりました。
小かぶ
8/22に播種して10/10から出荷を始めました。今年は播種時期の条件がよくて、昨年と違い高温障害が出ることもなく、順調です。肉質もけっこう軟らかくて中はみずみずしいです。先日の台風のせいで葉っぱが倒れてしまい、やっと起き上がりはじめたところですが、大きな問題はありません。品種は「モチバナ」といいで最近市場でも注目されている甘いのが特徴の品種です。予防中心の消毒は8日に一回程度今年は病気、害虫も少なく良い出来になっていますのでぜひご利用ください。


特別栽培ハウス小なす
今年は3月に定植しハウス8棟作りましたが、ほぼ収穫も終わり残っているのはこの1棟のみです。もう終わりであまり手を掛けていませんが、4日に1回の割りで灌水しています。後作はほうれんそうや小かぶになります。現在は台木を植えて来年の準備をはじめたところです。株間は63センチ、花が咲き、実が付くよう下まで光が入るように選定していきます。ハウスは暑いので夏は10時ぐらいまでの作業になります。その場でナスをみんなで試食、甘い、つやつやしているなど畑のあちらこちらで声が上がりました。
交流会で紹介のあった人気の奥山さんの本日の漬けなすのレシピ 
なす2kgに対し水が1リットル、砂糖が190g、塩が100g、みょうばん3gちょっと、青赤なんばん4個、しそ、みょうが(今回なし)

特別栽培パプリカ
 
 5月中旬に定植して、お盆ころから収穫を始めました。赤・黄色あわせて1200
本、今年からちっちゃなパプリカも作り始めました。寒くなって今の時期だと色が付かないパプリカがでてきて生協で「もったいないパプリカ」として協力してもらっています。パプリカを作って今年で7年目です。最初は簡単かと思ったがだんだん難しくなっていきました。作り始めたきっかけはある女子大生のパプリカの論文の中に「アンケートをとったら、外国でなく日本のパプリカが食べたいという声が多かった」ということに感銘を受けたからです。山形では遊佐町がパプリカで有名ですが、最初はぜんぜん売れなくて市場の冷蔵庫に在庫が残って、私の懐には残らないという感じでしたが、生協のお母さんたちも食べてくれるようになって、ようやく売れるようになってきました。パプリカは漬けても美味しいし、少し乾燥させるとさらに甘みが出てきます。みなさんじゃんじゃん食べてください。

はやぶさ里芋
ここの土は、通称「黒墨の土」といい、乾くとさらさらとしています。葉山の火山灰土からなっています。この土の特徴
砂よりもきめが細かく水を抱き込む力が強いこと、里芋は水が好きな作物なのでそのためこの辺は軟らかいいもが取れます。そしてぬめりの強い芋が出来やすいです。昨年は干ばつで苦労しましたが、今年は雨が多く、山の畑は作柄がよいです。里芋の代表的な品種に、お月見芋とも呼ばれるほくほくする「石川早生」と「土垂」がありますが、はやぶさの里芋は「土垂」です。山形はねっとりする「土垂」が好まれます。市場の関係で早だしをする生産者も多いのですが、本来一番おいしいのは、9月下旬からになります。里芋は、割と丈夫な作物なので、ネキリムシ、ヨトウムシ、アブラムシなどの害虫も発生しますが、作柄に影響がないので、消毒はせず、してもせいぜい除草剤1回程度です。雑草にもあまり負けないので除草も中耕、土寄せで行ないます。農薬が気になる方には安心されるものだと思います。里芋は1つの株につき親芋1、小芋5、孫芋3が取れるのが理想です。

大槙ふれあい会館でいも煮交流会
黒沼組合長から「 現在組合は、12部会、41名です。さくらんぼの収穫時期には雨が降り、実割れが発生、夏のスイカは長雨で流されたり、小かぶの播種時期にも雨でダメになるなど今年も大変な年でしたが私たちは山形の市場で取扱高1,2を争う団体ですので、変なものは出せません。農薬についても指導を受け安全安心を第一におしいしい作物を作っていきますので今後ともよろしくお願いします」と挨拶があり、各部会長さんの紹介がありました。山形丸果さん、ヤマイチさん、共立社の挨拶、報告のあと阿部さんの里芋を使ったいも煮、お母さんたちの自慢の漬物や料理などで各テーブル生産者と組合員話に花が咲きます。午前に見学した各部会長さんより補足を兼ねて今年の報告を頂き、地元を代表して北村山生協の菅野さんより「みなさんのご苦労の様子も含め、今回の交流会のことを地域に戻ってしっかり報告して、利用を広げて行きたいです。本日は大変な『お・も・て・な・し』を頂きありがとうございます」と挨拶があり、帰りにはやぶさ園芸さんの自慢の野菜の即売会で閉会しました。





 









組合員になるためには