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9月13日に上山鈴木秀峰園さんと産直ぶどうの交流会を行いました。(第7回産直交流会)

2012.09.13
たわわに実るぶどうの甘いかおりがする園地で
たわわに実るぶどうの甘いかおりがする園地で
9月13日(木)に山形、南陽、よねざわの組合員の皆さんと職員20名で、上山鈴木秀峰園さんと交流会を行いました。

上山の新湯口から狭い急な坂道を登りきった先にある鈴木秀峰園さんに到着。試食用のぶどうをさっそくいただきました。
はじめに代表から、「もともとは天童出身で、昭和28年に当地を求め、果樹をはじめた。最初は、デラウエアや、ナイアガラを作っていて、昭和35年には種無しのデラウエアをはじめた。そして父親の先見の目があったと思うがまだデラ全盛期の昭和38年にはもう大粒のピオーネ、オリンピアを作り始めた。48年にはワインの専用種を、50年以降にさくらんぼを作りはじめ、すももは平成になってから。ぶどうは20種類ぐらい作っていてそのうち現在販売しているのは10種類ぐらい、ご覧のようにこの傾斜なので、作業はなかなか大変だが果物にとっては、水はけは良いし、日当たりも良いし、それでおいしい果物ができるのでは。化学肥料は使わず、有機質肥料だけなので、土地が肥えてうまいものが出来るのかなと思って頑張ってやっている」とご挨拶がありました。またすももの「峰満イエロー」と生協にも出しているぶどうの「蔵王おとめ」は商標登録をした鈴木秀峰園オリジナルと紹介がありました。職員から扱っている商品の種類や実績、栽培管理などの報告を受け、早速園地へ。
園地の入り口近くには、最初に植えた樹齢60年の太い立派なぶどうの木がお出迎え。頭を下げながら慣れない斜面を歩きそれぞれの品種の場所へ。ロザリオビアンコ、ロザリオロッソ、(イタリア語で、ビアンコは白、ロッソは赤の意味)、シャインマスカット、翠峰(すいほう)、瀬戸ジャイアンツ、伊豆錦、蔵王おとめなど、大粒の高級品種を次々に紹介してもらいました。おっきいと歓声があがり、気品あるその立派な姿をみなさんさっそく携帯カメラに収めます。
1年の作業を簡単に説明してもらいました。収穫がおわり葉が落ちるころからすぐ剪定、そして冬は棚が壊れないように枝を揺すって雪下ろし(ことしは2回)、春になって芽を出したら、平均的に日が当たるように枝を誘引し、6月半ばに花摘み、種無しぶどうはジベ処理を2回、また摘粒を2回にわけて行ない、あの房の形に作り上げていく。脱粒しないように摘粒するのが難しい。あの房は自然に出来上がるのではないのですね。もちろんすべて手作業で。さらに参加者のいろんな質問に答えてもらいました。袋かけは、白系統は、肌が荒れるので収穫まで遮光性の袋をかける、赤系統は、日に当てないと色がつかないので早めに袋をはずす、種なしについては、種なしに合うものとあわないぶどうがある。出来ないことはないが、あとの管理が難しくなるので分けている。食害については、鳥だけでなく山が近いのでカモシカやハクビシインなどもやってきて、色づいた美味しいところから食べていく、園内には食害を防ぐため、鳥の鳴き声のような音が常に流れています。寿命は種類にもよるが20年くらい。今年の出来は?花の時期の天気にも左右されるが、ことしはまずまずの出来です。最後に組合員を代表して山形の廣部さんより「ぶどう一房一房にものすごい愛情がこもってやっとあの素敵な芸術的なぶどうになることを改めて教えていただきました。お父さんの時代から長く交流させていただいています。みなさんこちらのぶどうを購入したときは、鈴木さんご家族や今日の交流会のことなどを思い出しながら食べてください。お忙しい中今日はほんとうにありがとうございました」とお礼をかねてあいさつがあり、閉会しました。
共同購入では9月から品種をリレーしながら企画し、センターでは「秀峰園さんのぶどうまつり」と題して10月いっぱいぐらいフェアを開催していきます。 皆さんぜひご利用ください。



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