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【平和行動】こぴあコープ酒田で夏の平和展を行いました。

2013.08.12
 共立社酒田生協では、8月8日(木)、9日(金)の2日間こぴあコープ酒田を会場に「平和ってなんだろう!」と題し、夏の平和展を開催しました。
 2日間、会場の2階大会議室には原爆と戦争の悲惨さを訴える「ヒロシマ・ナガサキ原爆パネル」が展示され、訪れた方々は添えられた文章を読みながら、食い入るようにパネルを見ていました。
 
 初日、8日の午前中には特別企画の講演会が行われ、約40名が参加しました。まずは講演の前に、松谷みよ子の「まちんと」、浜田桂子の「へいわってどんなこと」の絵本の読み聞かせを行いました。また、今年の沖縄全戦没者追悼式で小学校1年生の安里有生君が読み上げた「へいわってすてきだね」という詩の朗読をしました。
 
 その後、「戦争体験と生かされた命」と題し講演が行なわれました。講師は後藤金也さんで、旧松山町で農業を営む86歳です。後藤さんは昭和16年に旧制中学校を卒業すると、舞鶴の海兵隊に入隊。輸送船の乗組員になりました。シンガポールなどから戦争物資を運ぶ中、陸戦隊の兵隊3000人と、沖縄で使う魚雷を乗せて日本へ帰る途中、事故で魚雷が爆発し船が沈みました。後藤さんは9時間海を泳ぎ続け救助されたそうですが、陸戦隊の兵隊は泳ぐのに慣れておらず、1人も助からなかったそうです。また、アメリカ軍の潜水艦を爆破した際は、海に浮かぶ潜水艦の残骸を見て乗組員の誰かが造花を投げたそうです。すると、誰先にと黙祷を始めました。この、死んだ兵士も国の方針で戦争に参加させられ、このように死んでいった。今度は自分達の番かもしれない、そう思うと、戦友を弔う歌“海ゆかば”を皆で歌い、敵の亡骸を歌と共に海に沈めました。

 キスカ島の撤収作戦の際は、室蘭に停泊していた時に敵の航空母艦の襲撃に遭いました。船が沈み、岸に向って泳いでいると、そこにも機銃掃射が行われたのです。本当に戦争は人間をおかしくしてしまう、そう思ったそうです。この攻撃で片足を失った16歳の戦友を病院に運んだ際、彼は「おかあさん、おかあさん」と泣いたそうです。後藤さんは「軍隊に入って、おかあさんとは何だ」といいましたが、それが本当の姿なのだと感じたそうです。
 終戦を迎え、後藤さんは松山町に帰ってきましたが、戦争に負けたのでは申し訳なく、直ぐに家には帰れませんでした。そこで戻ったのが卒業した小学校でした。先生には「戦争に負けたのはあなた方の責任ではない。あなたが生きて帰ってきて良かった」そう言われて、安心して家に帰ることが出来たそうです。

 最後に、後藤さんはこう締めくくりました。「今の政府は昔の姿に返りつつあるように思います。戦争を知らない人はこんななのか。戦争は撃ち合い、殺し合う。命の事を考えない。しかし落ち着いて考えれば、話し合いで解決できないのか、と思うはずです。平和って何だろう。生きていてありがとう、本当にそういうことだと思います。」
 



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