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✨松浦園芸の松浦敏さんが「令和2年度 農事功績表彰」を受賞しました✨

2021.09.14

松浦園芸の松浦敏さんが「令和2年度 農事功績表彰」を受賞しました
”地域と共に歩む” 地元で支え合い・循環できる、持続可能な農業をー



公益社団法人大日本農会が主催する「農事功績者表彰事業」は、農事改良の奨励又は実行上功績顕著な方、
農業上の有益な発見又は研究を行い、功績顕著な方に対し、明治27年(1894年)から、総裁(現在は秋篠宮さま)の名前で表彰を行う事業であり、令和2年度で104回を数えます。


昨年度(令和2年度)、共立社の産直提携生産者でもある鶴岡市小淀川で農業(園芸)を営む(枝豆・水稲・トマト等)、松浦園芸 松浦敏さんが、この栄誉ある賞を受賞されました(緑白綬有功章)。
本来であれば、東京の大きな会場で秋篠宮さまが出席し、表彰式及び祝賀パーティーが行われるそうですが、昨年度はコロナ禍ということもあり開催を見合わせ、表彰状・賞章などが受賞者に贈られたそうです。

長年、県指導農業士として後継者の育成に貢献し、地場作物でもある「だだちゃ豆」の生産振興に尽力、また、集落営農法人連絡組織役員として県内集落営農組織の連携に貢献したことなどが評価されました。

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そこで、共立社(鶴岡生協時代から)とも産直の長い歴史のある松浦さんへ取材にお伺いしてきました。





作業場のトラクターを前にした 松浦敏さん
作業場のトラクターを前にした 松浦敏さん

全国的に高い人気を誇る夏の風物詩「白山だだちゃ豆」の最盛期が終盤に差し掛かった9月上旬の夕方、作業を終えた松浦さんを小淀川にある作業場に訪ねました。

軒下には、来年へ向けて種を採るための枝豆が吊るされており、地場の農作物が代々受け継がれる様子を垣間見ることができました。


「園芸」の本来の意味は野菜や果樹のことで、松浦さんが以前から米作りの他にトマト栽培を行っていたことから「松浦園芸」という名前になったそうです。生協とのお付き合いは、昭和56(1981)年頃から。昭和50年代、国の政策で米の生産調整が行われ、田んぼの一部を埋め立てて作ったハウス栽培のきゅうりを、近くにあった生協淀川センター(2005年に淀川センターと稲生センターを閉鎖し、コープあおやぎがオープンしました)で取り扱いしてもらったことが始まりとのこと。

きっかけは、”地元の人に採れたての新鮮なものを食べて欲しい”という思いからだったそうです。

その後も、地元の良いもの、美味しいものを生協の朝市などで取り扱いしてもらいました。当時は、まだ「産直」という言葉もなく、生協が地元生産者と取引していたのは「大半田(旧藤島町)野菜生産組合」のおばあちゃんたちだけでした。

2017年の産直交流会にて  松浦さんの枝豆の畑
2017年の産直交流会にて  松浦さんの枝豆の畑

約20年前に田んぼの転作面積が増えたことで、自家消費に近かった地場作物の枝豆「だだちゃ豆」の栽培を本格的にスタートさせました。
その頃、「だだちゃ豆」を鶴岡市の特産品にしようと農協でも力を入れ、鶴岡市でもバックアップしてPR活動などを行ったことから、全国的に人気が出て、もっと県外出荷用にできないか、との相談があったそうです。

しかし、松浦さんは「せっかく朝採りした美味しい枝豆を地元の人にも食べて欲しい」から、との理由でお断りしたそうです。

それ以来、松浦さんの枝豆「だだちゃ豆」は生協に納められています。

これも2017年 一畝ごとに枝が倒れないように支えを作る作業も大変!
これも2017年 一畝ごとに枝が倒れないように支えを作る作業も大変!

また、安全安心を望む消費者ニーズに応えようと、県内で一番早く特別栽培にも取り組み、後継者育成にも力を注いでいます。

50年以上農業に従事して来た松浦さんからお話をお聞きする中で感じたのは、
終始一貫して
「地元で採れたものを地元の人に食べて欲しい」
でした。

最後に、地域の組合員の方へ伝えたいことをお聞きしたところ、

「組合員(消費者)の方には、”枝豆”だけではなく、地域の農業を見つめて欲しい。
消費者が地元の生産者が作った作物を大事に思い、利用することで生産者を育てることにもつながる。
生産者は育ててもらえるからこそ、自分たちが作った地元の美味しい作物を地元の消費者に食べて欲しいと思える。

このように、消費者と生産者の願いがマッチングすれば、そこから信頼も生まれる。
信頼があるからこそ、私たちは高齢になっても楽しみを見つけ、農業を続けることが出来るのです。

地域を守り続ける農業は循環し、未来につながります」

と話されていました。

2017年の交流会で頂いた「だだちゃ豆」💗💗💗
2017年の交流会で頂いた「だだちゃ豆」💗💗💗

農事功績表彰を受賞される方の多くが大きな会社の方だそうです。

その中で松浦さんがこの賞を受賞することになったのは、地域と共に歩み、地域の消費者を一番に考え行動して来た、一貫した想いがあったからこそ。

今、生協でも取り組むSDGs(持続可能な開発目標)は、松浦さんにとっては改めて取り組むべきものではなく、ずっと昔から側にあり、様々な困難があってもそこを原点にぶれることなく取り組んできた、くらし(地域と農業)の基本なのだと感じました

松浦さん、おめでとうございます。
今後も、地域で支え合い、循環できるまちを共に築いていきたいと思います。

2017年の交流会の様子
2017年の交流会の様子
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