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卒原発を広める講演会 第1回目で安斎育郎氏が講演

2012.02.16
 「卒原発」を広める講演会の第1回目が、山形県生協連主体の実行委員会のもと、2月16日(木)、山形テルサで行われ、400名が参加しました。

 1回目の講師として、放射線防護学が専門で、立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長の安斎育郎氏を招き、「どうする日本の原発政策」と題して講演いただきました。

 安斎先生は原発事故について「原子力の専門家として、福島の事故を防げずに申し訳ない思い」と心情を吐露し、事故の収束に向けて「隠すな・ウソつくな・故意に過小評価するな」の3原則が重要と話しました。原発内部の状況がまだよくわかっていないこと、今後も大規模余震の可能性があること、廃炉には50年かかることなど、今後も国民の側がこの3原則の徹底を東京電力や政府に求め続けることが重要と述べました。そして放射線の健康被害について、高い線量を浴びた場合の「確定的影響」と低い線量を浴びた場合の「確率的影響」について、わかりやすく解説しました。こうした放射線の健康被害を考えるうえで「過度に恐れず、事態を侮らず、理性的に怖がる」姿勢を大事にし、原発事故後の試練の時代に立ち向かうべきとしました。
 
 講演の後半は、日本の原発政策の問題について、その歴史的な経過を詳しく話されました。そして、今後のエネルギー政策として、代替エネルギーや電力貯蔵技術の可能性に触れ、原発推進の予算を集中すべきと指摘しました。先生は最後に得意のマジックを披露し、いかに人間は騙され易いか、真実を見極めていきましょうと、講演を締めくくりました。

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