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蔵王プルーン生産組合 産直提携30周年 訪問報告

2020.09.24
2020年9月8日(火)第3回目の産直交流会は今年で産直提携30を迎えた蔵王プルーン生産組合🍇です。当日は晴天に恵まれ、2地域から組合員理事12名と組織部6名が参加し、園地を見学させていただきました。

始めに鹿野内組合長より今年の生育状況のお話しがありました。
「近年、プルーン🍇の木が大きく成長すると枯れてしまう傾向があり、枯れにくい木の切り方を勉強して安定した商品づくりをしています。空に向かって木が勢いよく伸びている状態だと健康が維持できるので、水分・養分を引き上げることができる仕立て方をしている発展途上の段階です。9月20日頃からプレジデント🍇が供給され始めるのでよろしくお願いします。」

出荷管理をしている丸勘山形青果市場の橋本部長より組合結成と現在に至るまでのお話しがありました。
「蔵王プルーン生産組合は昭和58年に結成されました。最初はプルーン🍇は珍しい果物で長野県以外では生産がなく、果たして売れるのだろうか?という疑問がありましたが、南陽の方から庄内まで180名の生産者が集まり、長野県へ研修に行き、いろいろな品種を学び、山形県では大玉品種を作ることになりましたパープルアイ🍇やプレジデント🍇という1粒100gの品種を導入して産地化を図りました。供給は伸びたものの、途中、生産の難しさ(木の育て方)にぶつかったこと、40代でスタートした生産者が70代となり、木が弱ってしまった際、もう一度、更新して改植するという意欲がわかなくなってしまい、現在は50名弱の生産者となっています。当時、片桐バイヤーにより共立社の店舗に置いてもらうことから始まり、山形から宮城生協と広めてもらい、プルーンは美味しくて健康にいいという認識を広めてもらい、現在では女性の根強いファンもおります今、大きく変わろうとしているのは若い世代にも健康な木づくりを引き継ぐために毎年、鹿野内組合長の園地で
剪定(せんてい)検討会を行っています。新しく組合に入られる生産者には技術指導者から学んでもらい、面積、品種の拡大とプルーン🍇の需要が伸びることを願っています。」

その後は、各々にプルーン🍇の育て方や品種について質問しながら交流をしました。
木に実るプルーンは一粒ずつ丁寧に袋掛けがされており、収獲まで手作業。10万個分の袋掛け作業があるそうです。機械が発達している時代とはいえ、まだまだ人の手に勝るものはなく、作業をしやすい木の高さにしている工夫など教えていただきました。

最後に、産直提携30周年を迎えられた記念として北村山地域生協が中心となり集めた手づくりの寄せ書きを鹿野内組合長と丸勘山形青果市場の橋本部長へ、元木ユキ子議長より初めて蔵王プルーン🍇を見学した際の思い出エピソードと共に贈呈されました。
「これからもおいしいプルーン🍇を私たちにご提供くださいますよう、どうぞよろしくお願いします!!」

蔵王プルーン生産組合の品種は7月下旬にオパール、パープルアイ、9月下旬にプレジデントと続き、共同購入で注文することができます。酸味と甘みのバランスが良く、みずみずしい食感で、栄養価が高いのが特徴です。丹精込めて生産されたプルーン🍇を皆さんもぜひご賞味ください。









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