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大谷果樹組合 産直りんご目ぞろえ会 報告

2020.09.05
8月27日(木)朝日町でりんご🍎を生産する大谷果樹組合さんとの交流会&りんご目ぞろえ会が開催され、組合員が5地域から12名の参加がありました。2020年度の産直交流会は、新型コロナウイルスの影響で計画通りに進まず、今回が今年度初めての交流会となりました。体温に迫るほどの猛暑でしたが、生産者さんとの交流を待ちわびた多くの組合員さんに参加いただきました。出荷間近でお忙しいなか、受け入れたくださった大谷果樹組合のみなさまに感謝申し上げます。

「目ぞろえ会」とは、今年のりんご🍎の栽培、収穫、出荷などについて、生産者と商務、組合員の3者がそろって確認する貴重で重要な機会で、大谷果樹組合さんと共立社では交流も含めて恒例の行事となっています。

鈴木昇組合長から、はじめに今年の生育状況について、「近年にない小雪、春先の天候に恵まれ、わが組合は豊作型でした。梅雨明けまで心配しましたが病害虫もほぼなく、盆前までは順調でしたが、ここにきて高温でつがるの着色が進まず、日焼けが毎日増えている状況です。」との報告がありました。

その後目ぞろえ会がスタート!テーブルに並べられたりんご🍎は、やはりふじらしい赤みはやや少ないものが多くありました。通常は8月下旬から朝晩の気温の低下による寒暖差でりんごの色づきが進みますが、今年は高温続きで色がなかなか赤くならないそうです。色は青いですが、糖度計で計ってみると糖度はしっかりあることを商務も組合員も確認しました。志藤副組合長からは、「できればまだ収穫したくない色味ですが、共同購入では3ヶ月前から企画が決まっているのでそれに合わせて動いています。できるだけ色の乗っているものを出荷したいがこの天気のためご容赦いただきたいです。」とお話がありました。この状況を受けて、産地では味を確認してから出荷すること、商務はそれを組合員にきちんとお知らせすることをお互いに確認しました。

そして、色味に加えて困らせているのが日焼けです。日差しが強いために日に焼けてしまい、テーブルに並べられた片分くらいがその影響で出荷しないことが大谷果樹組合さんと商務で確認されました。「出荷できないものはどうなるのか?」という質問に対しては、「日焼けのひどいものはジュースなどに加工しますが、1コンテナ150円になってしまいます。同じ手をかけても差が出てしまうので収入に大きく響きます。枝ずれ、日焼けの軽いものは“訳あり商品”になります。これから出る品種も日焼けに加えて、極端な雨の有無は樹に負担がかかります。余談は許されない状況です。」と志藤副組合長からお答えがありました。

目ぞろえ会のあとは、遠藤清美さんの畑🍎へ移動して園地の様子を見学させていただきました。遠藤さんによると、「苗木を植えて41年の畑です。通常ですとこの時期から寒さが来て色が進みます。でんぷん質は抜けてきていますが、あとは見た目の色の問題です。」とのこと。「上の方の赤いのは日焼けが始まっているもの。南西側日差しが強く、東北側は比較的救われます。葉摘みしたあと、枝の跡ができないように細心の注意を払いながらりんご🍎を動かして全体に色が回るようにします。でも今は日焼けしてしまう状況なので触りたくても触れず、日陰だけ葉取っています。」と志藤副組合長。「りんご🍎にとって大事なのは葉っぱで、葉っぱ自体はいい状態で黒星病はありません。気温さえ行けばすぐ赤くなりますが、早くから多くの注文の注文をいただいているので努力はしていきます。味だけは保証します!」と遠藤さんもお話されていました。

例年はこの後昼食交流のはずでしたが、今年は叶わず。それでも今年のりんご🍎の状況を直に見て、聞いて、感じることができ、生産者と組合員のさらなる結びつきにつながる活動となりました。

今月末には葉摘み援農🍎、11月には”ふじ”の目ぞろえ会🍎を予定しています。大谷果樹組合さんの園地でお待ちしております!

※共立社Facebookにて「りんごのきもち2020
🍎」  公開中♪









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