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INFORMATION お知らせ

🌟鶴岡生協🌻夏の平和のつどいを開催しました🌈

2022.08.05

🌈鶴岡生協 夏の平和企画
ピースアクションinヒロシマ三浦恒祺さん被爆の証言「原爆の形象」展
を開催しました🌻


「平和とより良いくらし」をスローガンに掲げる生協では、
毎年組合員から寄せられた「平和🌈募金」で組合員の親子を広島に派遣をしています。
原爆投下された8月に広島の地を訪ね、戦跡巡りや原爆祈念資料館での学習、また平和祈念式典に参加し、平和について学ぶ機会としています😊

しかし、コロナ禍になってからは現地派遣が叶わず、日本生協連のオンライン視聴へ参加しています。


今年度は、このオンライン配信と併せ、
15歳の時に広島で被爆され、現在は鶴岡市在住で洋画家として活動されている
三浦恒祺さんの「ヒロシマでの被爆の証言」と油絵の連作「原爆の形象」展を企画しました😊

キッズゲルニカ 2010年に地元の子ども達の手で描かれました
キッズゲルニカ 2010年に地元の子ども達の手で描かれました

三浦さんのお話しは、ピースアクションinヒロシマ開催の8月4日(木)・5日(金)に併せ、
原爆の日を2日後に控えた8月4日(木)に開催しました。

前日より、実行委員会で三浦さんの絵、原爆パネル、そして、祈りの絵9条の会収蔵の「キッズゲルニカ※」の展示の準備を行い、素晴らしい💗会場が出来あがりました😊

そして、当日は三浦さんの生のお話しをお聞きしたい、絵を見たいと35名もの組合員が参加してくださったのでした💗💗💗


キッズゲルニカとは スペインの画家ピカソが、ドイツ空軍による無差別爆撃を受けたまち、ゲルニカの悲惨な状況を描いた絵画「ゲルニカ」にならい、縦3.5m×横7.8mの大きなキャンバスに、子どもたちが平和のメッセージを込めて描く国際的なアートプロジェクトです。



お話をする三浦さん
お話をする三浦さん

愛する絵に囲まれた三浦さんのお話しは、
青白い光がピカ―――っと光ったという、原爆投下の瞬間から始まりました・・・。
その後、広島の街で目の当たりにした阿鼻叫喚の地獄のような光景についてお話しされた後、

「地元の戦争体験者の証言を記録する会」の皆さんのご協力により、
昨年作成した三浦さんの被爆体験を伝えるDVDを上映し、
また、三浦さんが原爆の絵を描けるようになった経過についてお話しいただきました。



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DVDを見る参加者
DVDを見る参加者

一生忘れることが出来ない、という地獄のような光景・・・

皮膚が垂れ下がり、両手を前に突き出し歩く人びと

水を求めて川へ入る人びと

そして、”水をください”と苦しそうに訴える人びと

三浦さんはその訴えに応えることが出来なかったことが無念でならない
と話されました。

両親の故郷、鶴岡へ戻り絵を描くようになってから何度か原爆の絵を描こうとしたそうですが、
余りの残酷な光景に中々描くことが出来ず、
抽象画であれば描けるのではないかと描いた1作目から、2作目までを描くまでに33年の時間を要したそうです。

その間、丸木俊・位里の絵を見て、自分には到底描くことはできない、と思ったこともあったそうです。


しかし、全国の被爆者と交流する中で、また連作を描き始めることが出来たと、のお話しは
聞く方の胸に深くつきささったようでした。


「原爆の形象」展 暗い絵が徐々に明るく変化しています
「原爆の形象」展 暗い絵が徐々に明るく変化しています

今、ロシアによるウクライナ侵攻が行われ、核兵器使用の脅威が高まっています。

しかし、世界は核兵器は必要悪ではなく絶対悪であると認め、
昨年の1月には「核兵器禁止条約」が発効しました。

三浦さんは、最後に

「核兵器は今すぐにでも、この世界から廃絶しなくてはならない」

と語られました。

この想いは、全ての被爆者の、世界中の人々の願いであると思います。

近年は、明るい庄内平野をイメージした絵に変わってきています
近年は、明るい庄内平野をイメージした絵に変わってきています

三浦恒祺さんの「原爆の形象」展は8月11日(木)まで開催しています。

日々の小さなこの生活こそが尊い平和なのであるという事を、
絵をご覧にならって感じて頂けると幸いです。







✨三浦恒祺さん「原爆の形象」展✨
  ~光に向かって這っていけ~


会場:鶴岡協同の家こぴあ 2階展示ホール&大ホール
時間:午前10時~午後4時30分
入場無料

お問い合わせ:鶴岡生協組織部📞0235(22)5111

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