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はやぶさ園芸出荷組合産直交流会(2015.10.20 第6回産直交流会)

2015.10.23
第29回はやぶさ園芸出荷組合交流会

10月20日21名の組合員、職員が参加しました。
まずは、畑に行って部会長さんから説明を受けました。


◆小かぶ 小野部長さんの畑

とにかく柔らかい、浅漬けに最高の小かぶです。
例年であれば8月25日くらいからですが、今年は8月13日から急に涼しくなったので8月20日から播種しました。今8月24日に播いたものを収穫しています。品種はタキイさんの、「もちばな」です。「もちのように美しい」状態かなと思います。3段階に乱まきします。4日に1回くらのペース。ことしは例年よりも少し生育が遅いようですが、台風の被害もなくまず良い出来です。農薬は、防除基準内で週1回ぐらい。できるだけ控えめにしています。柔らかいので生でサラダで行けます。 この間糖度計ではかったら、4度ありました。だからやはり甘く感じる。  
 

 
◆特別栽培 ハウス小なす 奥山部長さんのハウス 
みんなで恒例となった生での試食、やわらかい!
小なすを作り始めたのが平成元年で今年で27年になります。春はなす、夏からかぶ、ほうれん草などを作っています。このハウスは4月20日に定植した最後のナスのハウスで11月ごろに倒してほうれん草を作ります。前はなすだけでしたが、このように間作で秋冬ものを入れることによって、労働力の配分なども含め、収益が上がると踏んでこのような栽培計画でやっています。今年は天気が良くてなすの成長もよかったです。さっそく生での試食をしました。なんでこんなにやわらいんですかの質問には、路地と違って、細やかな水管理をしているから。なすを見ながら2~3日に1回程度水をやっています。連作障害についての質問には、接ぎ木苗を使ってます。台木を変えてきています。堆肥をあまり入れるとよくないという指導ですが、ここでは自分で作ったものを、ハウス1つにつき軽トック10台分の堆肥を入れています。 ミツバチの箱を見つけて質問。寒い時期は受粉をしないので、人工受粉をしています。今年は5月10日にミツバチを放しました。1箱に西洋みつばちが3~4千匹ぐらい入っていて、1箱3万円くらいします。これをハウスの数だけ入れます。とても高いものですが、しないとぼけナスになって美味しくないのでミツバチでやっています。ミツバチがかめバチにやられるので大変です。
 
◆特別栽培 パプリカ  笹原部長さん    すんごい立派だね
現在赤のパプリカを3棟、黄色を1棟、ちいさいパプリカを3棟作っています。特別栽培なので、農薬は抑えて、肥料は有機質肥料、ハウスにネットを張って、防虫しているが虫は入ってきます。がそんなに農薬はいりません。定植は5月中旬ぐらいから。今年は暑すぎてあまり花が咲かず、数は少なめでその分1つが大きくなりました。1つのハウスに330本の苗です。株間は50cm。いろんな仕立て方がありますが私は4本仕立てです。
どうしてもみどりのままのパプリカが出るので、生協さんのもったいないパプリカは助かっています。水管理は80mの井戸を掘って、ハウス1つにつき10本のパイプを通しています。なにが大変かといえば真夏の摘心作業ですね。実が通常の半分ぐらいのパプリコットのハウスも見せてもらいました。来年はパプリコットの共同購入の企画お願いします。
 
ピーマン 黒沼部長のハウス   企画が待たれます
春先の雪で倒壊して、一昨年ようやく1棟復活させました。ここは雪が深くて2m近くになり、冬の雪下ろしは国道から歩いて2時間ぐらいかかります。量が少ないのでまだ生協さんには出せていません。今後のこともあって2棟目を立てるか思案しているところです。品種は茨城県の「みょうぎ」といいます。この品種は寒さにわりと弱いので霜が降りるまでが収穫期です。最後にぜひまた生協にもお願いしますと参加者一同エールを送りました。
 
 
 
◆はやぶさのさといも  阿部部会長さんの説明
葉山の黒墨と富並川の砂がさといもに合うんです。
選挙カーのスピーカーに負けないような阿部さんの元気なご挨拶に一同拍手(笑)
ここは減反1年目の畑です。ここでは個人個人バラバラに野菜を作るのでなくて、ブロックローテ―ションと言って、区画ごとに同じ作物を作るようにしています。ここはそばのブロックですが、正直実入りが悪いので、特別に里芋を作らせてもらっています。ここの土は砂が混ざっていますが、これは向こうの富並川から運ばれた砂です。それから葉山の火山灰(黒墨)です。このようにさらさらしていて仕事がしやすい。くろぼくのいいところは水持ちがいい、水切れがいいことです。
さといもは仲間内では3年が限度と言っています。葉っぱは大きくなるが芋が大きくならない、連作障害ですね。ただ私は、1年ごとに畑を変えています。里芋は土壌ペーハーにあまり影響しないので、
昔の人は肥料をやるより、水をかけろと言っていました。今年の出来は狙い通りだな、いい出来だという感じです。最後にみんなで親芋をもらいました。 

◆芋煮交流会(大槙ふれあい会館)

はじめに黒沼組合長よりあいさつ「なす、さといも、ねぎ、ブロッコリー、かぶ、ピーマン、パプリカ、果樹など主な10品で生協さんにお世話になっています。4月に総会があるのですが、その前に
毎年農薬講習会を開いて勉強していますので、安全安心な作物を作っていますので安心して食べてください。」山形丸果柴田取締役より「はやぶささんは以前より山形安心安全認証制度に積極的に取り組んできた自信を持ってお勧めできる産地です、28年からは山形県のGAPにも取り組んでいかなければならないと思っています。さらに安心安全に邁進していきます。」と挨拶がありました。その後芋煮とおいしい料理を食べながら生産者と組合員入り混じって和やかに交流をしました。各部長の紹介のあと、何人かの組合員と職員から感想などを話してもらいました。最後に組合員を代表して北村山の大山さんより今日の感想と交流会開催のお礼のあいさつがあり、新鮮野菜の即売会を楽しみ終了しました。 










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