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蔵王プルーン生産組合と見学・交流しました。第3回産直交流会2015.8.18

2015.08.27
8月18日 蔵王プルーン生産組合 プルーンがたわわに実る東根の鹿野内組合長の畑を組合員、職員17名で見学してきました。

プルーンはバラ科の果実でアジア西部のコーカサス地方が原産といわれています。すももとは兄弟ですがプルーンは実と種が離れ易いという特徴があります。山形はプルーンの産地で、約100トン全国4位の出荷高(4%)があります。1番は長野県で約70%、また大玉プルーンについては山形は日本一といわれています。山形県民もあまり知らないこのプルーン。生協では30年ほど前から扱っています。アメリカではミラクルフルーツと呼ばれ、カルシウム、ミネラル、ビタ民類が豊富、また水溶性食物繊維も注目されています。


蔵王プルーン生産組合 鹿野内組合長のあいさつ
いつも組合のプルーンをご利用いただきありがとうございます。
今年より組合長になりました鹿野内(かのうち)です。当組合は尾花沢
から上山まで55名の会員がおります。私も属しているここ東郷支部は
全体の作付の約4割を占めており、現在は一番大きな産地になります。
生産者の平均年齢が72歳と高齢化が進んでいますが、昨年は若い生産
者が2名新たに加入するなど、後継者育成にも組織を上げて頑張ってい
ます。おいしいプルーンをお届けするよう頑張っていますのでよろしく
お願いします。

 
丸勘山形青果市場 橋本開発部長のあいさつ
蔵王プルーン生産組合は、おかげさまで平成5年当初から共立社の共同
購入とお付き合いし、「完熟」のいちばんおいしい時期にお届けすること
をポリシーに生産してきました。プルーンはとりわけ着色先行型の果物
のため、早もぎする傾向があり、色がついてもおいしくないということ
がよくあるのですが、ここでは収穫適期をみんなで決めて出荷していま
す。手間のかかる果物ですが、その価値をわかってもらってそれにみあ
う価格でみなさんに利用してもらえるということでありがたいと思って
います。ことしもよろしくお願いします。


共同購入部農産阿部商務から
共同購入では7月末の早生のオパールからサンタス、パープルアイ、くらしま、晩生の大玉プレジデントと品種をリレーしながら10月初めまで約3か月間扱っています。プルーンというと「紫」というイメージが強いんですが、このパープルアイは「薄い紫色」が特徴ですのでぜひ覚えておいてください。ごあいさつにもありましたが農家にとっても栽培が難しい果物ではありますが、完熟のプルーンはとろけるような甘さと程よい酸味があり、大変おいしいフルーツです。ぜひご利用ください。

園地見学と交流
園地を見ながら、鹿野内さん、橋本さんに丁寧に説明してもらいました。パープルアイの木を例に組合長の説明で、収穫時期の見極め方などを教えてもらいました。
消毒はどうですか。「さくらんぼより少し少ないぐらいです。りんごよりはずっとすくなく登録農薬も限られています。」りんご、桃は無袋が多くなっていますが、なぜこのプルーンは袋を掛けるのですか「水分が入ると割れやすくなることと、果物を守る果粉(ブルーム)を落としたくない。品種によっては袋を掛けないもののあります。」大変なことはなんですか 「袋かけが一番大変。次が摘果です。プルーンはさくらんぼのようにたくさん花が咲いて実がつくので、こまめに摘果しないとだめなのです。」動物の被害とかはどうですか「ここは奥羽山系で熊もいます。どういうわけかそろそろ収穫だなーというころにちゃんとあらわれんです。袋もかけているのに(笑)。」地元を代表して、北村山の鈴木議長より、「今日のお話を思い出して、これから注文していただくときにまた一段とちがう美味しさを味わえます。鹿野内さんはずいぶんお若いですし、これからも永くお付きをお願いします。」と閉会挨拶があり終了しました。
共同購入では10月の初めまで扱っていますのでぜひご利用ください。まだ生のプルーンを食べたことがない方も是非お試しください。







これがプルーンの花
これがプルーンの花
組合員になるためには