組合員活動

TOPページ > 組合員活動 > お知らせ > 平和の活動 鶴岡協同の家こぴあに「被爆アオギリ二世」を植樹しました

INFORMATION お知らせ

平和の活動 鶴岡協同の家こぴあに「被爆アオギリ二世」を植樹しました

2018.07.11

「昭和20年(1945年)8月6日、爆心地から北東へ約1.3kmの旧広島逓信局の中庭で被爆したアオギリは、爆心地側の幹半分が熱線と爆風により焼けてえぐられましたが、樹皮が傷跡を包むようにして成長を続けて焦土の中で青々と芽を吹き、人々に生きる希望を与えてくれました。

 その後、昭和48年(1973年)に平和記念公園に移植された被爆アオギリのもとでは、同じく旧広島逓信局で被爆し、平成23年(2011年)に亡くなるまで自らの体験を語り続けた沼田鈴子さんをはじめ、多くの語り部の方が、核兵器の非人道性と平和への思いを訴え続けています。
 広島市では、”平和を愛する心”、”命あるものを大切にする心”を後世に継承するため、この被爆アオギリの種を育てた苗木を「被爆アオギリ二世」と名付けて配布しています。
 皆さんの手で大きく育て、平和の尊さを伝えていってください。」

2016年8月1日に植樹した際のアオギリ・・・とっても小さい
2016年8月1日に植樹した際のアオギリ・・・とっても小さい

 これは、2016年に広島市から寄贈された「被爆アオギリ二世」の苗木に添えられた広島市長からのメッセージです。


7月5日みんなで2度目の植樹
7月5日みんなで2度目の植樹

 鶴岡生協では2015年8月7日に他団体とも協力し、映画「アオギリにたくして」を上映しました。映画のモデルは「アオギリの語り部」沼田鈴子さんです。
 
 その後、映画を観て沼田鈴子さんや「被爆アオギリ二世」のことを知った方から”行政だけでなく、市民の手で被爆アオギリ二世の苗木を植えよう”との提案があり、生協・医療生協などの団体、つるおか・たがわ九条の会、被爆者の三浦恒祺さんなどで「被爆アオギリ二世を植樹する会」を結成しました。

2015年映画「アオギリにたくして」上映の際に来鶴した映画の監督中村里美さんと鶴岡2中の被爆アオギリ二世
2015年映画「アオギリにたくして」上映の際に来鶴した映画の監督中村里美さんと鶴岡2中の被爆アオギリ二世

 そして、この取り組みが広島市より「苗木配布規準」に該当すると認められ、「被爆アオギリ二世」の苗木が寄贈され、2016年8月1日、多くの方々が参加し鶴岡こぴあ北側植樹帯(ささ美容室前の植え込み)にて植樹式を行いました。

 でも、か細く小さな小さな苗木は、このままでは育たないのではないか、との園芸店さんからのアドバイスで2年間大事に大事に園芸店さんに育てて頂きました。

 そして、・・・・

 2018年7月5日、1.5m程に成長した被爆アオギリ二世は正式にこぴあに植樹されました。

 青く力強い幹と、空へ向かって大きく手を広げたような葉は、過去から未来への平和への願いを包み込み、さらに、沼田鈴子さんをはじめとした被爆者の方々、そしてこの植樹を願ったたくさんの人たちの想いを世界中に拡散しているように見えました。

1.5mにも成長したアオギリ
1.5mにも成長したアオギリ

 被爆アオギリの樹は、この場所からずっとずっと世界を見続けるのでしょう。
 私たちよりもずっとずっと長く・・・。

 願わくば、二度と73年前のような悲惨な出来事が起きないよう、「核兵器禁止条約」が1日も早く発効し、世界中から争いごとが無くなりますように・・・。
 そして、そのために唯一の戦争被爆国である日本が先頭に立ち、核廃絶を訴えるように心から祈っています。

組合員になるためには